2018年09月09日

ロボダッチ 黒ダッチ島セット ミニロボダッチ12点セットシリーズ6 

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イマイより1981年12月もしくは1982年1月発売。500円。

4〜5cmサイズのキットが12個も入って500円という
今では信じられない安さのプラモデル。

様々なものをモチーフとして取り入れたロボダッチシリーズでもヤバいキットとして有名な様子。

箱絵をぱっと見た感じ可愛いキャラクターがわんさかごちゃごちゃしているように見えるが……

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※以降、現在では表現としてふさわしくない文言がございますが当時の空気感としてご了承ください。差別的な意図はございません。

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まずは他商品紹介の面。ミニロボダッチシリーズは基本的にプラ製ベースがセットになった
いわゆる大箱と、この12点セットシリーズ、何体かに別けてセットになったものなど様々な形態で再販された様子。

箱のサイズはBB戦士の800円キットより若干横長。

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さて、ヤバいというのがここに凝縮されている。
今では使えない、いわゆる人種的なサベツと批判されかねないネタの宝庫で、当時の日本では特にそういう意図は無く使用されていたことが分かる。

元ネタは冒険ダン吉をはじめとする南洋(地理ではなく、日本人の幻想文化)ネタだと思われる。
さらに元をたどると昔のコロワイ族とかにあたるのだろうが文化論を突き詰めていくとレビューが置いてけぼりになるのでこの辺で。
なんとなく南洋方面の部族は肌が黒く人喰い的なイメージが本などで広まって生まれた幻想と思っていただければ。

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そういった幻想を取り込んだのがこのキットで、いけにえロボといった、なかなかかわいさとは反するセンセーショナルな名前のキャラがいたり。

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そしてこちらには人喰いクロベエなる今では一発アウトの役満みたいなキャラが。
もちろん悪意は無く、昔の日本人の南洋イメージとしてのロボである。

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内箱には1970-80年代特有のパーツ押さえの中敷きが。
おばさん達が一個一個ホッチキス止めしてたのだろうか。

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背景台紙は昭和の匂いが溢れるちょっと手狭な厚紙ベースが付属。

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塗装説明図からは“イマイカラー”なる塗料があったことが分かる。

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当時の広告。右上の海賊島は1200円ながら800円サイズのBB戦士二つ分くらいの箱サイズだったり、
ボリュームもあったりでこの時代のプラモ怖い。

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キットは3色成形だが、必ずしもきっちり色分けされてる訳では無く、キャラごとに黄色がメインカラーだったり赤色がメインカラーだったりもするので、塗装が必要。

意外とパーツやピンの合いは非常に良く、またミニロボダッチは接着剤不要がウリのひとつでもあり、非常に組みやすい。

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ただし当時キットは脆く、サフを吹いただけで負荷が掛かる箇所は割れる上にパーツは今の子供向けキットでは考えられない細かさと細さ。

造形はイラストと一致しない物も多く、雰囲気を楽しむよう作られている。このセットは割と元絵に近いキットになっている。

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説明書を見ると分かるとおり、1体当たりのパーツ数はサイズにしてはかなり多い。
当時の子供は無くしたりしなかったのだろうか。


ミニロボダッチはファーストガンダムのキットと同期、80円サイズといわれるロボダッチシリーズはガンプラより先輩ながら接着剤なしでちゃんと組める、ファーストと同期のミニロボダッチのこの造形の細かさなどを見るとイマイの技術力の高さが伺える。

キット自体は近年、アオシマから再販されたロボダッチ 宝島に含まれているので、入手難度はさほど高くない。当然のように茶色ランナーは黄色になっており、人喰いの文言は削除されている。

自分が生まれるよりだいぶ前のプラモながら、触れてみるとBB戦士と同じく大人が真面目に子供向けに作った良いプラモなことがわかる。
posted by ふぇ at 19:54| 【ロボダッチ】

2018年03月27日

武者ロボダッチA BFガンダーZ

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発売は1989年。おそらく11月ごろ。イマイより発売500円。
武者ガンダムが大ヒットしたのを受けて出した(断定)
1970年後半から続くロボダッチシリーズのひとつで
ツッコミどころが満歳。

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当初は完全オリジナルだったロボダッチも、
流行を取り入れてガンダム、マクロス、プロレス、
レーガン大統領といったあきらかにソレモチーフのキットを
出していったようです。

そして、そのガンダムから影響を受けた80年前半にリリースされた
ロボZガンダスーツの完全リデコ。
……というか、成形色とシール、パケを変えただけの再販版。

武者とついていますが、リカラーでしかないのでシリーズに
武者要素は一切無く、パケ絵は3等身ながらキットは4等身で、
ご丁寧に
『パッケージイラストは製品と形状、色が多少異なります。』
と記載。

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多少どころか全く違う上に接着剤必須でパケデザインは時代に合わせに来ているということで、
もしかしたらBB戦士から入ったSDガンダム世代で泣かされた人が居るかもしれない。

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キットの方は、ファーストガンダムの1/100シリーズのような造りで、80年前半のキット相応。
サイズ自体も11cmくらいあるため、実は値段はちょうど良いくらい。
元キットのガンダスーツは300円だったので、実質値上げ再販でもある。

ダグラム風のダブルアーム砲、ビームサーベル風のレーザーサーベルを装備。

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ちなみにタマゴローガンダスーツ(BFタマガン)は
完全アウトなデザインの連邦シールドを持っていて、
モビルZ(BFウルトラz)もキャノンのライフルを持っていたり、
ヒュッケバインどころじゃないパクリ具合で面白い。

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ちなみにこちらが元キットのロボzガンダスーツ。
マーキングデカールが付属。
おおらかな時代が赦した、愛すべきパッケージイラスト。

posted by ふぇ at 22:57| 【ロボダッチ】