2020年01月22日

ゲゲボ魔獣 NO.6 スラメーバ3兄妹

gege1 (2).JPG
1988年発売、600円。


gege1 (5).JPG
gege1 (4).JPG
パッケージはクトゥルフ的なキャラが描かれており、当時ブームだったのか壁にぴたんとくっつけることが出来るキットが入っている様子。

gege1 (3).JPG
側面の完成見本を見ると、複雑な形状が表現されていて見事だなぁと感心する。

gege1 (1).JPG
まずは説明書と手引き書、あと限りなくソレっぽいビックリしそうなシール。
蘇らせるとの文字で、近年のゾイド的なのかなぁと期待も高まる。
そしてキット中身は……

gege1 (6).JPG
な”に”こ”れ”え”ぇ”!?
ぷるんぷるんしていて、石油系の香りが当たりを包み込む。
触っても匂いでも完全にオナホール。

個体Cは半円状のキャップにオナホを被せて形状を維持してあり、他の二体はオナホを刻んだ切れ端みたいになっています。以上です。

時代が生み出したモンスターキットでした。
posted by ふぇ at 23:23| 【SD模型ブーム前史の物】

2019年11月22日

スーパーマリオブラザーズA はねる!クッパ!

ma (2).JPG

1986年発売300円。

ma (3).JPG
ma (4).JPG

ファミコン売り場に置いてたら確実に間違えるパッケージデザインとサイズで、@のマリオはファミコンソフトと同じ黄色。

ma (5).JPG

初代マリオのプラキットで、ラインナップも代表的なキャラがピックアップされている。

ma (1).JPG

パーツは少なく、構成は食玩に近い。
ブリスターや台紙が非常にこだわってあり面白い。
キットはクッパの特徴の眉毛がないこともあり、誰だお前感。









posted by ふぇ at 22:57| 【SD模型ブーム前史の物】

2019年05月20日

ゲゲゲの鬼太郎 ようかいランド・シリーズ その6

kita6(7).JPG
kita6(9).JPG
kita6(11).JPG

ようかいランドシリーズもラスト。
1986年発売、400円。

これでメインキャラ勢揃いとなる。

kita6(10).JPG
kita6(12).JPG

目玉のおやじを押すと、ベースからなぜか棒立ちのカラスが垂直に飛ばされるという罰ゲームのようなギミック付き。
一体あのカラスはゲゲゲの森でどんなことをやらかしてしまったのだろうか。

また、鬼太郎と一反木綿を指で回すことが出来る。

kita6(8).JPG

消しゴムは鬼太郎と一反もめん。
鬼太郎はガン消しの武者精太のように上下が別パーツとなっている。

kita6(1).JPG

鬼太郎が掴まっているカラスヘリコプターは背景の空間と一体化していて、かつシールがないので塗装が必須。塗装しないと茶色一色なので何を持っているのかよくわからない。

BB戦士以前のキットは、子供向けであっても塗装前提に作られていることがよくわかる。

シールは珍しい透明シール。
昭和特有の、作品に全く関係の無い雑な生き物が含まれているのが楽しい。
posted by ふぇ at 23:47| 【SD模型ブーム前史の物】

2018年12月16日

ゲゲゲの鬼太郎 ようかいランド・シリーズ その5 おはかの別荘

kita5(17).JPG
kita5(18).JPG
kita5(20).JPG

1986年発売、400円。

80年代、妖怪も別荘を所有する時代に。

パッケージの完成見本をみると、岩や草が基本色、茶色をまぜた色、影、ハイライトまではいるというとんでもないクオリティで塗られている。

kita5(14).JPG

ベースはカットモデルで、前後で別のセットとして見れるようになっている。

kita5(19).JPG


ハンモックに鬼太郎を寝かせ、木の覗き穴にこなきじじいをセットするのだが、パッケージでは鬼太郎が寝ながら立たされている。

そしてお酌セットと机がついているのだが、そこに座っているのは、誰だお前。
箱の解説部分は誤記があったのか、シールで補われているという貴重な仕様。

kita5(15).JPG

消しゴムは鬼太郎とこなきじじい。
鬼太郎は他では見ない、とじ目姿。

ベースのランダムに彫られた石垣など、職人技を感じる。

kita5(16).JPG

やはりどう見てもこなきジジイが挟まっているようにしか見えない。


posted by ふぇ at 14:36| 【SD模型ブーム前史の物】

2018年10月29日

カワルドスーツ3 RMS-099 リック・ディアス

kawa (4).JPG

SDガンダムという言葉が生まれた年に発売された、BB戦士の初期ナンバー ガンダマンのご先祖様的なキット。

ラインナップはMK-U、ハイザック、リックディアス、百式、Zガンダムの5種。
ロボチェンマンの兄弟といった感じで、コンセプトがやや違う。

kawa (6).JPG

こちらは戦闘機に変形と、パイロットを本体に格納したり、ガンダムクロスや後の食玩のように、
モビルスーツの頭を被せて遊んだりできるようになっている。
系譜としては繋がらないだろうが、後に元祖SDでもパイロットを乗せる機兵というものが登場。

kawa (5).JPG

デフォルメキットでパイロットを乗せるプラモというのはこれ以前にも出ているが、この時代には食玩やクロス、BB戦士や元祖SDの機兵のようなギミックや仕様に繋がるような
デフォルメガンダムのプラモデルが出ていたことに驚く。

リックディアスは1985年9月発売。300円。

kawa (7).JPG

パッケージはエマさんが凄い顔してたり、モノアイ(単眼)なのに人間用のサングラスを掛けていたり、
名札がついてたり、ツッコミが追い付かない。

モビルスーツも変形用に合わせてボディなどのデザインが変わっており、変形も割と無理矢理感が凄い。
マクロスやZガンダムの可変機ブームの影響もあるのだろうか。

kawa (3).JPG

説明書もツッコミどころしか無く歌がとってもお上手なエマちゃんの様子やリックディアスのリッちゃんが女の子設定だったり、ブレイクダンスしちゃうんだヨ〜ン。という発言があったり、もはやツッコミどころの大盛りかき氷状態。

時代の最先端を取り入れたのか、おでかけルック(死語)やルンルン気分(死語)などふんだんに使われている。

残念ながらリックディアスの頭が小さく、エマちゃんに被せることは出来ない。

kawa (2).JPG

ランナーは1色。一部ネジ止めで、組み立てには接着剤が必要。
キャラクターはイラストと違い、二等身。結構しっかり彫り込まれている。

ここまで触れなかったが、リックディアスにはラジカセを装備可能(!?)というところにも時代を感じる。

この時代を知らない人間にとっては衝撃しかないガンプラである。
それと同時に流行を取り入れる姿勢や、パイロットのキャラ元を考慮しないキャラ付けなどはSDガンダムへと繋がる系譜を感じることが出来る。

今でもそれほど高騰している訳でもなく、種類も集めやすく、SD模型的にもBB戦士のご先祖様にあたるので、機会があれば一度手に触れて貰いたい。

ジャンルはSDガンダムその他に値するが、正確にはSDではない前史のプラモデルな為、SD模型ブーム前史の物として紹介する。


posted by ふぇ at 10:17| 【SD模型ブーム前史の物】

2018年10月16日

ゲゲゲの鬼太郎 ようかいランド・シリーズ その4 おばけちょうちん

kita4 (24).JPG

1986年発売。400円。

kita4 (25).JPG
kita4 (20).JPG

鬼太郎と猫娘の消しゴムと、ベースにおばけちょうちん、一反木綿がセットになっている。

kita4.JPG

3期仕様なので、6期の猫娘に見慣れてるとデザインに違和感を覚える。

おばけちょうちんはなぜかロボダッチ風の顔デザイン。

kita4 (26).JPG

鬼太郎がネコ娘ちゃんと若干距離間を感じる呼び方だったり、
一反木綿が鹿児島弁でなかったり、おおらかな感じ。

kita4 (23).JPG

紙パネルはプラにのりでつけるように指示があるが、くっつくのだろうか。
一反木綿を押さえると連動してネコ娘と鬼太郎が揺れ動くギミック。
ランナー一本分のプラで動かす為、負荷がちょっと怖い。

kita4 (22).JPG

鬼太郎の出来はやや厳しいが、ネコ娘は意外とイラストをうまく再現している。
が、ヒロインとしてのデザインは夢子ちゃんの圧勝。

ヒロインの座争いは5期デザイン変更とライバル不在で勝ちを得る。
現在放映中の6期は正統派ヒロイン系まなにクール系魔女っ子アニエスという今までのシリーズでもトップクラスのハイレベルなライバル達が現れ、それに対抗できるキャラデザへとさらなる進化を遂げた。






posted by ふぇ at 00:06| 【SD模型ブーム前史の物】

2018年09月24日

メカニマルZOO グレートブルドッグ

bru (1).JPG

ロボダッチでおなじみのイマイより1984年12月発売。800円。

bru (2).JPG

デフォルメというと微妙な所で、個人的にあまりハマるデザインではないが、
箱の大きさと時代性にちょっとときめいて購入。

800円ながらBB戦士の1800円豪華頑駄無大将軍とほぼ同じ箱サイズ。

bru (3).JPG
bru (4).JPG

デザインや色味は80年代のメカ風……というか肩や肘のパッドが完全にスコープドッグ。

オリジナルらしいが、無駄に設定が凝っているのも特徴。
右肩に乗っている人については後ほど触れる。
誰しもが突っ込みたくなるその搭乗位置は、盾構えただけでふっとばされて死ぬ。

bru (6).JPG

まずは説明書。
パーツ数は多く、プラ以外の素材もふんだんに使用されていることが分かる。

bru (7).JPG

説明書内にもキャラクターイラストが多く、何を売りにしたいのかがわかりやすい。
そのパイロットも、首や本体は固定ながら、太股で分割、膝に可動軸があるめずらしい仕様。

時代的には女性キャラプラモブームの第一世代だろうか。

bru (9).JPG

メカのランナーはこちら。挟み込み式で作るのが大変そう。

bru (8).JPG

イマイらしいこのギミック用多素材。80年代のキット特有。箱にホッチキスで固定されている。

bru (10).JPG
bru (10).JPG

武器とキャラランナー。有名なロリコンを取り入れたボディさんと同世代で、ちっぱい。
デカールも可愛い物が揃っていて、目は垂れ目とつり目が用意されている。

bru (5).JPG

皆様のご褒美タイム。このプラモの設定書。
ありがちな設定はさておき、戦うロリータというぶっ込みタイトルやら、ロリータ戦士やら時代を感じる物の、メインキャラクターが12歳という設定や、戦う美少女小学生という先取り感が凄い。





posted by ふぇ at 20:33| 【SD模型ブーム前史の物】

2018年09月16日

オモロイド グ・ロット

omo (5).JPG
omo (6).JPG

1985年発売。400円。日東科学より発売。
ガンダムでおなじみの大河原国男デザインのデフォルメキットシリーズ。
正確に調べてないのであれだが、15種類以上ある。

omo (7).JPG
omo (1).JPG

航空機や恐竜などから変形する、SDガンダム世代でも好きな人はどハマりしそうな感じ。
(筆者は刺さらなかったのでコンプ予定無し)

omo (4).JPG

説明書に冊子とデカール。シールでは無くデカールというところに時代を感じる。

omo (2).JPG

キットは単色で接着剤が必要。同年、バンダイの1/144Zガンダムでポリキャップが標準仕様になったころに、
他社でも標準仕様となっているところに驚いた。

パーツ数も多く、この時代のデフォルメキットにありがちなチープ感は無く、かなり凝っていることが分かる。

omo (3).JPG

本体正面から。
こう見えてサイズは大きく、元祖SDほどの大きさ。パーツは全て最中割で
関節も挟み込み式なので真面目に作ろうとするとかなり大変そう。

posted by ふぇ at 19:34| 【SD模型ブーム前史の物】

2018年09月15日

ゲゲゲの鬼太郎 ようかいランド・シリーズ その3 ゆうれい電車

kita 3(23).JPGkita 3(24).JPG

1986年発売。400円。

kita 3(25).JPG
kita 3(27).JPG

車掌に扮した鬼太郎とねずみ男のキャラ消しに
ベースと電車的な物がセット。

kita 3(26).JPG
kita 3(28).JPG

ゲゲゲの森も随分と発展したらしく、駅が出来ているところがポイント。
電車の窓には鬼太郎が映っているのに、手前に鬼太郎消しゴムをセットするというゆるさが時代のおおらかさを感じる。

kita 3(23).JPG

説明書には電車のパネルが印刷された紙製パネルをセロテープで貼り付ける荒技が載っている。

kita 3(29).JPG

キットは消しゴム二体と電車やベースのパーツといった構成。
ベースはかなりよく出来ている。


posted by ふぇ at 11:31| 【SD模型ブーム前史の物】

2018年05月07日

ビックリマンCOLLECTION J これが天聖界プラモデルだ〜っ!

bic (6).JPG

全12種。1-10は通常サイズ+ミニプラモ
11,12はミニプラモ6体と中型のギミック城ジオラマプラモで箱のサイズもかなりデカい。

今回ご紹介するのは11番。
1987年3月発売。1000円。

bic (7).JPG

見やすくしゃれたデザインなんてクソ喰らえと言わんばかりの書き込みの物量が常軌を逸している
全部見所のパッケージ。12番の天魔界も同様の激しい書き込みになっている。

bic (9).JPG
bic (8).JPG
bic (1).JPG

箱のサイズは旧キットの1/100ガンダムシリーズほどの大きさで、
10番までのBB戦士サイズの箱からするとかなり大きい。

bic (5).JPG

説明書も見やすさという概念を取り払った熱量溢れるもの。
大好き。

bic (2).JPG

90年以前のキットによくある、内箱に架け橋状の紙パーツをホッチキスでとめたタイプ。


bic (3).JPG

ジオラマは80年代デフォルメジオラマ特有のユルい造型。しかし遊び心が溢れるギミックとなっており、
この流れはジオラマ食玩に移った感じがある。

bic (4).JPG

ガン消しサイズのミニプラモは現在でも通じるレベルのしっかりした造型で見応え有り。


posted by ふぇ at 00:41| 【SD模型ブーム前史の物】