2030年09月09日

空白のSD模型史1

以外にも1985年頃までの模型資料は多いものの、
1986〜1993年頃の資料は散漫としていて特にSDガンダムや
ワタルシリーズ以外の模型はほとんど収集者が居ないのか、
穴抜けが目立つ未開の地だったりします。

ここで紹介するものも、抜けがまだあると思います。
お気づきの点、間違いなどあればツイッター 
https://twitter.com/fenrirvier04 までご連絡を頂ければ幸いです。

※当サイトでの取り扱いはキャラものプラモに限ります。

【SDブーム前史:デフォルメプラモデルの登場 〜1988】

デフォルメ模型の歴史は以外と古く、1970年代後半にはロボダッチが。

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1982年 Dr.スランプアラレちゃん
1983年 チョロQダグラム
1984年 リアルロボットをデフォルメ化したロボチェンマン、
パロチェンマン、Qロボゴーグ
1995年 カワルドスーツ、アリイのプロレスシリーズ
1986年4月〜6月 ゲゲゲの鬼太郎 ようかいランドシリーズ

同時期にファミコンブームに乗っかったTVゲームプラモデルとして、
ニンテンドーキャラやコナミキャラがプラモ化されている。
他にもあそボットシリーズ(完成品・バンダイホビー事業部)などもある。

この頃、SDガンダムガシャポン戦士シリーズが始まる。

1987年 ビックリマンのプラモ、ビックリマンコレクションシリーズ
1987年 BB戦士No.01のガンダマン
いわゆる初期BB戦士といわれるガンダマンシリーズは、
まだ3等身でSDガンダム表記はない。

1988年はバンダイより、様々な2等身キットがリリースされている。
スパイラルゾーンのデフォルメ、スパゾン倶楽部が。

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4月 世界忍者戦ジライヤ たたかえ忍者くん
6月 霊幻道士 キョンシー2種

ビックリマンは、ビックリマンコレクションとは別にビックリチェンジシリーズが。

しかしこれらはBB戦士No.07νガンダム(詳しくは後述)と同期ながら、
80年代に良く見られるゼンマイ駆動や、ジライヤは単色キットなど、
まだプラモデルに手を出していない子供にとっては少し古い仕様。

キョンシーはパーツ数は少ないもののギミックやビス使用もあって
当時の子供にとっては組みづらい。


【第一次SDプラモブーム:SDプラモ桜花爛漫時代 1988〜1993】

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1988年の5月に発売されたBB戦士No.07 νガンダムより
見慣れた二等身へとなっている。
接着材不要はもちろん、色を塗らなくてもある程度カラフルに作れる
イロプラ、目や色を補うシールが付属するなど、
まさにニュースタンダードとなっている。
(ちなみに当時の物は、現在のものとはシールのPPコートの
厚さが違うのか、剥がれない)

玩具では同年、魔神英雄伝ワタルのプラクションシリーズが開始。
こちらもやはり塗装をせずともイロプラ、一部塗装済み、
シールなどでカラフルで接着材不要で組みやすい。

さらにバンダイ(トイ)からも元祖SDシリーズが。このサイトを見ている方にはもはや説明不要の存在。

これら新世代の組み立てるおもちゃとも言うべきBB戦士と元祖SDは瞬く間に種類を増やし、
まさにSDブームの幕開けとなっている。

かと思えば1989年、平成元年。模型業界では1980年代中期に起こったキャラプラモブームに
乗っかっていた各社も痛手を負ったからかバンダイや童友社以外はその波に乗ることはなかった。
(特例としてアオシマ:後述)



■童友社
獣神ライガー それいけゼンマイくんシリーズ
ゼンマイ式モデル。
フォーマットもSDブーム以前の仕様で、当時の子供には受けなかったのか割と今でも模型屋に眠っている。
価格も600円とかなり高い。

■バンダイ
ウルトラ怪獣ワイワイランドシリーズ
ホビー事業部より8種類リリース。
ガンダム10thモデルとしてリリースされたF.C.Mの部分塗装技術が
使われているという、さりげなくオーパーツ。
ホビー事業部から出たものの、元祖SDに近い仕様。

トイ方面では動物モチーフのデフォルメミリタリーのネンダーランドが。
3等身のゴム製フィギュアにプラ製の戦闘車両が付く。
posted by ふぇ at 06:47| 【空白のSD模型史】

2028年12月29日

SDガンダムのガレージキット史 その1

80年代後半から90年代前半までのSD模型史を語る上で外せないものがある。

今ではほとんどの人には馴染みの薄い、ガレージキットという存在である。

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ガレージキットって何? という方は余所でお調べいただくとして、80年代後半から90年代後半までブームになっていたようで、SDガンダムをはじめとしたデフォルメ物もそんな流れの中でかなりの種類がリリースされていた。

しかし、その少数量産が可能という特性故に、いつでたのか。本当にでたのか。
現物はおろか、情報収集すら難しい為、今まで避けてきた。
しかしこの度、模型雑誌などにより大部分を解明できたので記事にまとめたいと思う。


対象としたのは1993年頃までのオフィシャル品。
一般模型店販売、イベント及びB-CLUBショップ限定販売品など。
一部限定販売品は特約店でも購入出来た模様。
92年以降はやや抜けがある可能性あり。特に発売月が不明なものがちらほら。

ガンダムのデフォルメ系キットはDDC(デザイナーズ・ディフォルメ・コレクション)という
コトブキヤディレクションによる3等身シリーズから始まる。

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元は89年1月のワンフェス7thにて1500円で販売されていたキット(でふぉるめシリーズ)が元になっている。
(模型誌の写真ではリックディアスも確認。カトキ版ガンダムもあった様子。)


■表記はナンバリング/名前/発売年/発売月/価格(税抜き)■
限定は特筆がなければB-CLUBショップ直営店限定(一部特約店にも流通)

◆DDCシリーズ(3等身前後のモデル※キットによって差異あり)
・275/ドム 89/4/1900
・276/ZZガンダム 89/4/1900
・279/キュベレイ 89/4/1900
・286/マラサイ 89/4/1900
・不明/ザク改 89/4−5/1900
・293/Zガンダム 89/5.25/1900
・294/ズゴッグE 89/5.25/1900
・303/ジムコマンド 89/6/1900
・304/ハイゴッグ 89/6/1900
・限定/アレックス(ワンフェス200個限) 89/8/1500
・限定/アレックスチョバムアーマー(WF200個限) 89/8/1500
・限定/ケンプファー(WF・直営店200個限) 89/8/1500

0080以外の物はWF89冬で先行発売。
0080はOVAの展開に合わせて発売。

キュベレイなどは個性的な出来。
Zは近藤版デザイン。
ザク改はフリッツヘルムとコンパチ。
なんとアレックスは主役機にもかかわらずイベント限定という無茶苦茶な展開。

1990年発行のSDガンダム公式カタログUでその姿を確認出来る。

全体的に独特なフォルムで味わい深い。
ハイゴッグは今の目で見ても屈指の出来。

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0080限定版のメイン4種とガンダム系以外は模型店で今でも割と見かける。

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◆DDCシリーズ(2等身モデル。B-CLUBディレクション)
・335/ガンタンク 90/3/1900
・359/ガンダムMK-V 90/9/2500

DDCと名を冠しているのはブランドにするためやむなくそのままだった模様。
BB戦士の初期ナンバーと並べてちょうど良い具合のデフォルメ、サイズとなっている。
ガレージキットとしては非常に安価だが、BB戦士の豪華大将軍が1800円なので小学生には厳しい。

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MK-VはBB戦士を意識したパーツ分割、作りとなっており塗装すればBB戦士と見分けが付かなくなるほど。

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ガンタンクもキャタピラが1パーツで奥まった構造になっていることから塗装で地獄を見そうなこと以外は完璧。



◆ソフビ マスコットシリーズ
・325/天地大河 89/12/1000
・326/プラモ狂四朗 89/12/1000

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いずれも塗装済み完成品。両方とも特徴を捉えている。
サイズはBB戦士とならべてちょうど良いくらい。



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◆BB戦士用改造パーツ
・261/νガンダムHWS改造パーツ 89/2/1000
・278/Gコマンダー改造パーツ 89/4.25/1700
・不明/BB戦士用ヘッド 89/5下/500
・限定/アレックスガトリングパーツ 89/10/200
・327/フルアーマーガンダム改造パーツ 90/1/1400
・限定/ムシャポーズキメパーツ(WF先行発売) 90/4/1200
・限定/BB戦士オリジナル改造キット
(摩亜屈用ススムスペシャル/仁宇用ヒロシスペシャル守護神パーツ ※ガンダム野郎)
・377/古殺駆家老改パ 90/12/1350
・378/今殺駆家老改パ 90/12/1350
・379/新殺駆家老改パ 90/12/1350

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νHWSはオーソドックスな改造パーツで、ファンネルは展開状態のものを5個つなげていく。
折りたたまれていないので、画像の完成品では一部切りはなして再接続。

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フルアーマーガンダムの改パもオーソドックスで手足やアーマーパーツなどを取り付けるだけ。
一番難易度が低く、簡単に制作可能。

Gコマンダーはジオンの再興に登場するνガンダム用の大型オプションパーツ。
BB戦士サイズなのでちっこくてかわいい。
キット完成見本写真と商品内容がやや異なるおおらかな時代の産物。
完成写真では頭部が徹底的に改造されており、ランディングギアも再現されている。
もちろんキットには付属しない。

BB戦士用ヘッドパーツはνガンダム用。顔をかっこよくしたもの。

アレックスのガトリングパーツはBクラショップ限定ながら、BB戦士を改造した方が早いくらいのもの。
しかし200円と非常にお手頃。

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キメポーズは武者五人衆用。5体分の腕セット。
モノはプラモデルのキットの腕付け根を弄り、手首をパテで造形したもの。
BB戦士の改造で十分似たようなものができるが、当時ボンボンでも誌上通販があったようで
ものすごい人気だったとか。


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※キット提供 エプロンさん(https://twitter.com/apron_person

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武者用は腕を突き出した左腕と角度の付いた右手。

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精太用は握り手と角度の付いた腕。


駄舞留精太用はエプロンさんの記事にて。(http://hobby-midori-apron.com/midori-g/seisaku093.htm
摩亜屈、仁宇用はこちら。(http://hobby-midori-apron.com/midori-g/seisaku017.htm



BB戦士オリジナル改造キットはガンダム野郎でウイルス殺駆頭を退治したときのもの。
仁宇のものは麒麟の神器と似ている。摩亜屈用は天翔の神器より生っぽい。
コミックボンボン誌上でも通販受付をしていた。

家老は大まかに補えているが、そのまま取り付けただけでは一部デザインが違う(古殺駆家老の顔、新殺駆家老の前垂れ等)。

まずは3シリーズを紹介したが、
B-CLUBのSDガンダムガレージキットは次の記事からが本番。

posted by ふぇ at 14:36| 【空白のSD模型史】

2022年05月18日

刀覇大将軍編組み替え武者レポート・序の巻

刀覇大将軍編では、敵味方6つの部隊が設定されている。
爆炎頑駄無で構成される爆火隊を除く全てのキャラが過去キットの組み替えで成立している。

また、爆炎を除く5人の隊長はコミックボンボンや販促冊子にてレシピが公開されている。
だが、今現在においても外伝漫画に登場したメンツ以外はイラストとして残っていない。

漫画に登場しない4部隊に至ってはおそらくボンボン97年9月号の集合写真、超決戦パノラマ大絵巻ページ、及び大陣形コンテストページにしかおそらく登場していないのが現状である。(7,8月号は要検証)

有志による組み替え表がネットにあがっているが、上記本紙の解析をした結果、一部組み替えが異なっていることが判明。

今回、その解析の結果をレポートとしてまとめた。

ここは解析にあたってと、それによって見えてきたものについてのまとめ文章のみなので、解析結果だけ見たい方は以下のページにお進み下さい。

各隊長や三大将軍については破の巻を

各隊員の組み合わせについては急の巻を


◎画像解析について

ボンボン掲載ページをフォトショでの明度彩度トーン補正など調整し、それでも元写真では厳しいのでかろうじてわかるアウトラインや光の当たり方などを実際に組んだキットで確認し、照合して行っている。

画像解析が出来ない、そもそも足が映っていないものについては後述の法則に基づき引き算で当てはめている。

その為、100%確実とは言えないがルールが正しければほぼ確定といえる。



◎当時設定されてたであろう法則(ルール)を読み解く



◆組み替え武者の名前は、使用キットに関連する語句

例:輝龍頑駄無→武龍の証→武龍丸

基本的に名前は使用キットの頭部と紐付いている。

外伝漫画、青斬抜刀隊血風録にて登場する2部隊の隊員ほぼ全てがそうなっているため、他隊にも適用できるものとする。

ただし、漫画内でも2名、誤植で名前が入れ替わってる可能性がある。

厳命破だけはややこしいので後述。



◆本体に使用するキットはく本体は必ず枠組みがある

例:黄破猛襲隊→七人の超将軍、鉄剣隊→影舞乱夢出身など

そして、隊員は隊長の本体キットは使用しない。

基本的にはいずれも元武者に比べるとバックパック等がオミットされており、デチューンを喰らっている。

千力のパーツに至ってはそれが顕著で、レッドバトラーどころかたてがみもオミットされている。

また、武器を除く同一パーツは一回まで。

これも厳命破だけイレギュラー。



◆武器は細かい設定なし

赤、青隊以外の手持ち武器については漫画のページや、集合写真も掲載ページによって違う物を持たされているので、何を持って正解とするかは難しい。

また、経のサイズがあってない、シリーズ縛りや同数制限もないため、複数体が同じ武器を所持していたりもする。

今回制作にあたっては、外伝漫画>超決戦パノラマ大絵巻のジオラマ作例>川の陣形 大陣形コンテスト作例と優先度を付けているが、砲術隊の武器については川の陣形のほうが面白いのでそっちを優先している。



◆設定の矛盾と混乱

◎武者陣営と鉄器武者陣営
武者陣営は組み替えの元になった武者の子孫という設定で、鉄器武者は元になった武者の再現とされている。


◎双爆剛、討魔機

名前からして白龍大帝、轟炎王を使用すると思われるが、ルールが合っているなら、他隊員で全て使い切っているので組み替えができない。

その為、厳命破と同じく多要素を持ってきて組み替える必要が出てくるからか、制作されていない模様。


◎厳命破

名前からすると厳命の弓をもつ衛府弓銃壱が使われて然るべきである。
しかし烈光が重複して使用されている。

肩アーマーも本来、弓銃壱を使えば無加工で取り付け出来る。

しかし、『砲術隊隊員は伝説の三烈神をもとに設計された鉄器武者部隊』という文字設定と矛盾しているため、その文字設定を優先したと思われる。


◎爆炎頑駄無

砲術隊については部隊カラーが緑なのに隊長の爆炎のカラーが黒。

爆炎自体も三烈神とは関係がない大目牙砲に関する設計思想が設定されている。

このあたりも設定の齟齬が出ているので、爆炎の設定が出来たあとに各隊の設定が作られたものと推察する。



◎とにかく混乱と盛り上げたい想いが伝わる

先述の設定矛盾に加え、黄部隊はコミックワールドと作例で元キットがまるっきり違う。漫画版の組み替えも格好いい。
厳命破は漫画、コミックワールドと、作例と組み合わせは同じだが、色が黒基準となっている。

超決戦パノラマ大絵巻でも青の隊長、爆輪が何故か通常の號斗丸となっていたり、各部隊員も部隊カラーで一色に塗ったパーツ以外は素組みにシールだったりする。

さらにパノラマ大絵巻では魔星が味方サイドにいたり、羽荒斗もいる。

また、魔刃が大量にいたり、魔殺駆型の超機動闇将軍もだいぶ改造されている。

刀覇大将軍編はコミックボンボンサイドと漫画担当、作例担当、バンダイサイドの文字設定担当、コミックワールド担当各所が相当大変だったことが感じられる。

しかし、それは複数部署の大人達が限られた時間の中子供を楽しませようとした結果であり、僕たちはそのおかげで毎月わくわくしながら新作BB戦士を手に取っていたのだ。

2022年05月17日

刀覇大将軍編組み替え武者レポート・破の巻

破の巻では、手持ち武器以外は比較的情報の入手しやすい各隊隊長および先代の三大将軍をご紹介したい。

各隊員については急の巻を

詳しいレポートについては序の巻を


◆青斬抜刀隊
隊長【爆輪頑駄無】

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兜…雷
前立て…武神
本体…號斗丸
肩アーマー…激闘、全武装
胸…大牙
武器…刀

※胸のパーツは、本体の胸の下に切れ目を入れてやると簡単改造でくっつく。
刀は號斗丸の細い直刀ではないほうが映える。



◆赤火砲撃隊
隊長【荒烈頑駄無】

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兜…新凰
前立て…激闘
本体…荒烈駆主
肩アーマー…巨山の斎胡
胸…武零斗
武器…刀、軍配(信玄)、銃(江須 今回の再現では不要部分を切り取っているが本来はそのまま)

※肩アーマーはそのまま付けると下すぎるように思えたので、肩の上にプラ版を貼り付け、その間にスライドして取り付けてある。



◆砲術隊/爆火隊
隊長【爆炎頑駄無】
BB戦士175番



◆機陣隊
隊長【光輪機頑駄無】

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前立て…爆流
本体…阿修羅王
肩アーマー…江須
胸…轟炎王
武器…斧(不知火)

※肩アーマーはそのままではハマらないので、江須の肩鎧の縁を薄く、阿修羅王の肩は前後面を切り落とした。



◆鉄剣隊
隊長【貴龍剛頑駄無】

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兜…爆流(要改造)
前立て…鋼丸
本体…武神
肩アーマー…雷
胸…輝龍
武器…刀

※バックパックは外伝漫画参考にすると鬼面オミット。全隊の中で唯一取り付け以外の改造が必要。兜にメインカメラを増設。



◆黄破猛襲隊
隊長【鬼功頑駄無】

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兜…烈光
前立て…百士鬼改
本体…荒鬼
肩アーマー…犀
胸…飛天もしくは大牙に付属の飛天パーツ
武器…剣(阿修羅)

※唯一バックパックがオミットされていないが、販促冊子の作例をよく見ると、荒鬼の刀と鞘は携行していない。
装備していると角度的には羽の下に見える。



◆先代の三大将軍

コミックボンボンの公募で採用された3体の大将軍。それぞれ組み替えで構成されているが、改造より構成キットを集めるのが至難。

それぞれの武器については後述する。



【新世新飛駆鳥大将軍】

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兜…飛駆鳥
前立て…初代大将
本体…武零斗
腕…號斗丸
肩アーマー…羽荒斗
飾り武器…超機動大将軍の銃+四代目大将軍の刀
武器…烈龍刀(漫画版)

※腕と胴が両方軸なので要改造。腕にポリキャップを仕込む方が楽。前立ても初代の中央部分を使用しないため、両アンテナの間隔を狭める加工が必要。
飾り武器として腰に銃を取り付け、銃には四代目大将軍の刀を収納させる。



【爆零鳳凰大将軍】

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兜と頭…新凰
前立て…新凰+獣破
本体と足…天零
胸……飛駆鳥大将軍
腕…爆流もしくは激流破
肩アーマー…爆流+激流破+千力の閃光結晶+獸王の閃光結晶
背中…飛駆鳥大将軍の前立て
武器…烈龍刀(コミックワールド)

※肩鎧は爆流の肩鎧の突起に合わせてピンバイスで穴を開けると簡単に取り付け可能。背中の羽は前面に前面となるため、後ろからみるとセンターがやや見栄えが悪い。



【天帝爆進大将軍】

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前立て…武威凰大将軍
本体…爆進丸
肩前面…四代目大将軍の小羽根
バックパック中央上部…四代目大将軍
砲…武威凰大将軍+三代目大将軍の羽
武器…鉄斬刀(コミックワールド)

※角飾りは武威凰側の接続部の外側にプラ版をはって太らせると簡単に取り付け出来る。
砲身のとりつけは安定性を重視して、武威凰のバックパックの左右を切り取り使用している。
三代目の羽は中のポリキャップを細長3mmのものに変えることで取り付け。


◆各大将軍の武器について
それぞれ武者、鉄器武者、天界武者の大将軍で、漫画版では烈龍刀、鉄斬刀は闇を封じる為に使われていたとされる。


漫画版ではそういった設定なのだが、媒体で使用者が変わっている。刀自体の描写もふわっと描かれており、誰が何を所持していたかまでは設定はされていなかった様子。

三大将軍の登場が4月頃で、まだ設定が固まってなかったと思われる。

どの媒体も3本の刀を合わせる描写がある為、覇参號刀もその戦でいずれかの大将軍が使用していたと思われるが、覇大将軍の設定では特に触れられてはいない。

覇壱號刀は烈龍刀の真の姿、弐號刀は鉄斬刀の真の姿とあるので、前対戦時には参號刀も仮の姿で使用されていたのかもしれない。



2022年05月16日

刀覇大将軍編組み替え武者レポート・急の巻

各隊長や三大将軍については破の巻を

詳しいレポートについては序の巻を


全隊員を通じて、基本的にはバックパックはオミットされている。
また、刀については漫画の作画に合わせて適当な物から制作しているが、コマによって形状が変わるため参考程度に。鞘も指定なし。

ジオラマから分かるカラーリングについては、チームカラーはパーツに一色スプレーして、残りは素組みにシールといったものも多いため、作例通りに作ると非常に見栄えが悪いのでおすすめしない。



◆青斬抜刀隊
【武龍丸】
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頭…輝龍
手…鷺主
胴…鷺主
足…鷺主
武器…刀2刀流

※コマによっては弁髪刀2節目まであるため、本作例では小改造でそのように再現。

【蒼翼】
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頭…真駆主
手…冒流斗
胴…冒流斗
足…真駆主
武器…刀


【白鷺】
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頭…鷺主
手…真駆主
胴…輝龍
足…冒流斗
武器…刀(長剣)


【氷牙丸】
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頭…冒流斗
手…輝龍
胴…真紅主
足…輝龍
武器…刀(冒流斗の極寒の牙)


◆赤火砲撃隊
【風雷丸】
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兜…江須
頭…風雷主
手…風雷主
胴…百士鬼改
足…風雷主
武器…銃(風雷主)


【鬼破王】
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兜…砕虎摩亜屈
頭…江須
手…百士鬼改
胴…江須
足…百士鬼改
武器…銃(荒烈駆主)


【天翔鬼】
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兜…風雷主
頭…百士鬼改
手…江須
胴…風雷主
足…砕虎摩亜屈
武器…砲(百士鬼改)

※足はパノラマ大絵巻で確認。江須の足と似ているが、かかとで判別可能

【大鎚矛】
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兜…百士鬼改
頭…砕虎摩亜屈
手…砕虎摩亜屈
胴…砕虎摩亜屈
足…江須
武器…銃(砕虎摩亜屈)




◆爆火隊
【厳命破】
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兜…撃流破
前立て…爆進丸
本体…烈光
肩アーマー…激闘、全武装
武器…銃(烈破)

※パノラマ大絵巻作例では光砲が左右逆だが、本作例ではコミックワールドと漫画を参考に右肩に全武装、右肩に激闘のものを取り付けている。



【厳光破】
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頭…烈光
手…烈空
胴…烈破
足…烈破
武器…銃(烈空)

※今回の再現では川の陣ページで所持している銃(烈空)を採用。パノラマページでは銃(荒烈駆主)



【邪封破】
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頭…烈破
手…烈光
胴…烈空
足…烈空
武器…銃(天地の速連射タネガシマ)

※今回の再現では川の陣ページで所持している銃を採用。ジオラマページでは銃(天地 タネガシマドラグーン)
また、足についてはほぼ判別できないが、組み合わせの引き算から逆算可能



【剣聖破】
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頭…烈空
手…烈破
胴…烈光
足…烈光

武器…銃(鉄斗羅)

※ジオラマページでは銃(江須)。今回の再現では川の陣のページで所持していると思しき銃(鉄斗羅)を採用。こちらはアウトラインのみでしか判別出来ないため、ほぼ確定に留める。収納されている刀の向きも写真に合わせて逆に調整。




◆爆火隊
【量産型爆炎頑駄無】
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前立て……鋼丸

※変形時の前立て取り付けは四角のポリキャップの横を切って挟むと簡単。




◆機陣隊
【召輪機】
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頭…阿修羅(赤メッキの面)
手…不知火
胴…仁王
足…不知火
武器…金剛杵(阿修羅王)



【激刃機】
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頭…仁王
手…阿修羅
胴…阿修羅
足…仁王
武器…刀(青龍)



【旋烈機】
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頭…不知火
手…仁王
胴…不知火
足…阿修羅
武器…槍(赤龍)

※足は川の陣のページにて確認。ほぼ見えないが、足先の凹部分の幅で仁王と阿修羅の判別が可能



【討魔機】
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兜…荒鬼
前立て…ムシャガンダムシン、弓銃壱
本体…轟炎王
肩鎧…轟炎王+阿修羅王
胴鎧…天零
武器…剣(仁王)

※作例なしの為、オリジナル。厳命破のパターンから、本体は名前の元を使用。関係者の肩アーマー、無関係の兜、さらに無関係の前立てとしている。



◆鉄剣隊
【破空剛】
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頭…赤龍
手…白龍
胴…白龍
足…白龍
武器…刀

※本来は火流剛となるはずだが、外伝漫画『青斬抜刀隊血風録』の表記を優先している。恐らく誤植。ちな漫画では瞬殺。

【断烈剛】
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兜…白龍
頭…青龍
手…赤龍
胴…青龍
足…青龍
武器…長刀



【火流剛】
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兜…青龍
頭…白龍
手…雷龍
胴…赤龍
足…赤龍
武器…刀

※破空剛となるはずだが、外伝漫画では火流剛とされている。新装版でも変わらず。



【宝雷剛】
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頭…雷龍
手…青龍
胴…雷龍
足…雷龍
武器…刀



【双爆剛】
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前立て…頑星刃
本体…白龍大帝
肩…飛駆鳥
肩アーマー…武神
武器…刀

※作例なしの為、オリジナル。厳命破のパターンから、本体は名前の元を使用。関係者の肩アーマー、無関係の前立てとしている。



◆黄破猛襲隊
【迅雷牙】
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頭…雷鳴
手…獸王
胴…千力
足…天地
武器…銃(烈破)

※武器は不鮮明ながら、光の照り返し、アウトラインの微妙な判定から特定。ブラーのせいでグリップが消えて見える。



【獣角槍】
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頭…獸王
手…雷鳴
胴…天地
足…千力
武器…銃(千力)

※胴体は画像が潰れていて不鮮明ながら、川の陣形ページのアウトライン、パノラマ大絵巻ページの股間の反射などから割り出した。

足も同様に、川の陣形ページで引き算とアウトラインから判断。爆流の足と二択までしぼりこみ、横幅と縦の長さ、足先の丸みから爆流でないことが分かった。

武器は平行ではないが真っ直ぐ伸びて先端が丸い物。とまではわかるが、完全に潰れていて極めて判別が難しい。

グリップ位置と銃の尻がほぼ同じ位置という特徴から炎馬力砲から烈堂馬虎の首をもいだものと思われる。




【魔断炎】
tou030.JPG

頭…千力
手…爆流
胴…雷鳴
足…爆流
武器…銃(天地 タネガシマドラグーン)

※兜の炎状の角はオミット。左腕のウイングユニットもパノラマ大絵巻を見る感じ、三枚の羽が短くされているように見える。銃もブラーとつぶれで判別がシビア。

さらに足もブラーが強く掛かっていて、川の陣形のページでは足が隠れているおでほぼ判別不可。

縦長で平坦な形状と他の不明瞭な二体の引き算からで割り出した。
胴体についても同様で、引き算から確定させた。



【征鋭針】
tou029.JPG

全身…鉄斗羅
武器…銃(江須)

※軸の規格がひとり合わないため、唯一組み替えされていない組み替え武者。君、完全に鉄斗羅だよね。
苦し紛れに肩鎧だけが闇軍団の頃の向きになっている。


【天空刃】
tou031.JPG

頭…天地
手…千力
胴…獸王
足…雷鳴
武器…剣(天地 星球の太刀)

肩アーマーの馬足はオミットされている。

組み合わせは問題無いが、名前が問題。
残りの爆流も天地も、天空、槍鵬と名称が入る部位も技もない。かつ【天】【刃】、爆【空】【刃】とどちらも2文字ずつ該当するものがある。

双方の前立て、白銀の天刃(天地)、白銀の旋翼(爆流)で判別し、こちらを天空刃として、翼が入る爆流を槍鵬翼とした。


【槍鵬翼】
tou027.JPG

頭…爆流
手…天地
胴…爆流
足…獸王
武器…斧(不知火)

※足は不明瞭ながら、川の陣形ページにて小さな足のアウトラインと左足先の切っ先がかろうじて確認できる。


◆〆に
まずは、情報量が少ない中、2000年代前半にリストを作った先達の有志には敬意を表したい。

唯一と思しきボンボンの作例の載ったジオラマ、集合写真の2枚ではエフェクト効果やブラー(ぼかし)などで加工が入っており、また荒く解像度も低いため相当苦労した事と思う。

そんな有志の努力を再検証する形で今回のレポートとした。

超機動闇将軍も解析したいが、ジオラマでは魔殺駆がエフェクトと逆光で完全に見えず、超機動大将軍も入手が難しいので今の所予定は無い。

今回、運良くほとんどの個体のジャンクが格安で手に入ったことで実物と比較しながら解析した。
サフを乱雑に吹いてあるのもその為である。
結果、色のチグハグさは抑えられたのでよしとしたい。

序〜急を見ての通り、当時のお子が再現することを前提としているのは各隊長や漫画の主役、青斬抜刀隊くらいである。
その他大勢がジオラマ用のモブとして用意されている中、
千力のパーツがデチューンをされてたりするのは、制作者による脇役の美学というものに感じる。

各隊員の名前設定や頭部との組み合わせや組み替えについても法則があったりと、ものすごい思慮と手間、コストのかけ方をしているので、そのあたりも見ていくと楽しいかもしれない。